今回はSlackとTodoistとGoogleカレンダーを組み合わせたタスク管理の運用例について紹介します。

SlackとTodoistとGoogleカレンダーの3つは単独でも使いやすいツールではありますが、組み合わせることで弱点を補い合ったり相乗効果を狙ったりということが可能です。
本記事では、3つのツールを活用してタスクをサイクル管理(Slack→Todoist→Googleカレンダー→Slackのようにタスク管理をサイクルさせる)方法について説明します。

本記事の内容は以下の通り。

・Slack×Todoist×Googleカレンダーの概要と特徴
・Slack×Todoist×Googleカレンダーをサイクル連携する

Slack×Todoist×Googleカレンダーの概要と特徴

それぞれのツールの特徴は以下の通りです。

ツール名 使いやすい点 使いにくい点
Googleカレンダー ・予定の確認がしやすい
・予定単位でメモができる
・Todoのような作業の洗い出しには向かない
Slack ・チャットツールなのでコメントを書き出すには便利
・スレッドで横展開も多少は可能
・タイムラインで書き込む為、関係ない話題が挟まることも多い
後から必要な情報を引っ張るにはやや不便
Todoist ・作業の洗い出しに便利
・カテゴリ単位に作業をまとめたい場合にも便利
・タスク単位でメモを書くには有料プランでの登録が必要

上記の通りいずれのツールも使いやすい点と使いにくい点があります。「使いにくいから他のツールに乗り換える」と結論づけるのは簡単ですが、APIやアプリ・ツール連携で機能を拡張することも可能です。

乗り換える前に機能拡張も検討しましょう。

Slack×Todoist×Googleカレンダーを連携した運用方法

準備:ツールの連携方法

それぞれの連携方法についてはこちらの記事をお読みだくさい。
SlackとGoogleカレンダーを連携しよう
TodoistとGoogleカレンダーを連携する〜タスク管理を効率化しよう〜
SlackとTodoistを連携する

サイクル連携の概要

SlackとTodoistとGoogleカレンダーの3つは連携可能です。
連携すると以下のことが実現できます。

GoogleカレンダーとTodoist連携:TodoistのタスクをGoogleカレンダー上にリアルタイムで同期可能(日程の決まっているタスクのみ)
GoogleカレンダーとSlack連携:Googleカレンダーの予定をSlackのチャンネルに配信
TodoistとSlack連携:SlackからTodoistにタスクを追加

よって以下の手順で回すことでタスクのサイクル管理を行うことができるようになります。

(1)タスクを立てる(Slack→Todoist)
まずはSlackからTodoistにタスクを追加します。
最初は直接Todoistで作ってしまってもOKです。

(2)タスクを整理してGoogleカレンダーと同期(Todoist→Googleカレンダー)
Todoistでタスクを整理して実施する日時を追加します。

Googleカレンダーとの連携は自動的に行われるので特に操作は必要ありません。

(3)Slackチャンネルにリマインダーを配信(Googleカレンダー→Slack)
予定時間の直前になると自動的にリマインダーが配信されます。自動的に配信されるので特に操作は必要ありません。

(4)配信されたタスクを元にSlackで作業を進めていく(Slack)
配信された予定を起点にして作業を進めましょう。

スレッドも活用するのがおすすめです。

以降は(1)〜(4)を繰り返します。

図にするとこんなイメージです。

サイクル連携の図

作業をタスクで回しながら非効率な要素を排除していきましょう。

以上、3つのツールの運用例でした。

まとめ

SlackとTodoistとGoogleカレンダーは単独でも優秀なツールですが、連携することで弱点を補ったり相乗効果を狙うこともできます。
今回紹介したのは一例であり、他のツールや機能を利用した連携方法もいろいろ考えられます。

他のパターンを見つけたり他のツールと連携をしたりして自分の使いやすいタスク管理方法を模索していきましょう。