「基本情報の午前問題がなかなか合格できない。何かよい勉強方法がないの?」
という疑問に答える記事です。

基本情報の午前問題は同じような問題が出る場合がほとんど。

なので過去問や予想問題集を活用して問題ごと暗記してしまえばかなり合格に近くなります

もちろん解説を読んで理解を深めた方がより合格が近くなるので、問題の暗記ができてきたら解説も読み込んでおきましょう。

また、合格に際しては満点を取る勉強は必要ありません
合格点にさえ達すれば100点でも60点でも同じです。なので満点を取る勉強ではなく合格点を超える勉強を目指しましょう。

とは言え60点だとギリギリ過ぎるので70点以上を目指すのがおすすめです

本記事では「基本情報技術者(FE)の午前問題を70点以上取るための勉強方法」を紹介します。

本記事の内容は以下の通り。

・基本情報技術者(FE)の午前問題のための勉強方法
・基本情報技術者(FE)の午前問題の試験時のポイント
・2021年CBT方式導入後の勉強方法

午前問題は基本的に過去問ベースで勉強しておけばOKですが、2020年から出題傾向が変わり理数系の問題が多くなります。また、2021年よりCBT方式となった関係で過去問が公開されなくなりました。

新しい参考書や予想問題集で情報収集しつつ、勉強の計画を立てましょう。

※CBT試験以外の試験や既に公開済みの過去問はこれまで通り閲覧可能です。

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基本情報技術者(FE)の午前問題のための勉強方法

勉強
午前問題の勉強の以下の点について説明します。

・午前問題の合格ラインは正解率60%以上
・過去問題集を解いて自分の実力を把握
・過去問題を丸暗記するつもりで解きまくる
・理解できない点については参考書やネット記事を読む

午後問題に必須となる知識も多いので時間をかけてしっかりと勉強しておきましょう。

午前問題の合格ラインは正解率60%以上

午前の合格ラインは正解率60%以上です。80問の問題の配点は全て同じなので48問以上正解すれば合格となります。

裏を返せば32問まで間違えることができるということです

全て4択であることを考えるとかなりぬるい合格ラインですね。

70%(56問)くらいの正解率を目指して勉強しましょう。

過去問題集を解いて自分の実力を把握

まずは過去問を1回分80問を解いてみましょう。
現在の自分の実力がわかります。

また、正解の傾向から自分の得意分野と苦手分野がわかるので分析して今後の計画に役立てましょう。

分析の例は以下の通り。

・得意分野・苦手分野どちらを伸ばした方がいいのか?
・苦手分野は切り捨てるべきか?
・勉強すれば点数が伸ばせそうな分野は?
・勉強しても点が伸びなそうな分野は?

学校のテストだったら100点を目指す訳ですが、資格試験は合格ラインを超えていれば60点でも100点でも同じです。

勉強時間は限られていますし、午後問題の勉強もあるので苦手分野を切り捨ててしまうのもありですね。
まあ、苦手分野がたくさんある場合はどれかを伸ばさなければならないわけですが。

過去問題を丸暗記するつもりで解きまくる

午前問題は毎回似たような問題が出ます。なので過去問を丸暗記してしまえば6割、7割は楽勝です。
3年分(6回分)くらいの問題を暗記すれば出題範囲はほぼ網羅できます。

問題集だとだいたい2年分(4回分)くらいなのでちょっと足りません。

IPAのサイトから過去問をダウンロードできるので足りない分はこちらからダウンロードして解きましょう。

また、「過去問道場」という学習サイトもおすすめです。こちらのサイトではブラウザ上で問題を解くことができます。スマホでもできるので隙間時間を利用して勉強できます。

暗記が苦手な人はしっかりと解説を読みつつ、参考書も活用して分野ごとの理解を進めておきましょう。
基本情報の過去問を暗記するための8つのポイント

理解できない点については参考書やネット記事を読む

問題集の解説を読むだけでは理解できない点があると思います。
その場合は参考書やネット記事で調べておきましょう。

正解の選択肢だけではなく、不正解の選択肢についても知らない用語があったら調べておいた方が良いです。
出題される可能性があります。

基本情報技術者(FE)の午前問題の試験時のポイント

テスト
以下の2点について説明します。

・午前問題の出題内容
・受験時のポイント

試験時間は十分過ぎるくらいあるので1問に時間をかけ過ぎなければ合格ラインに達するのは難しくありません。

午前問題の出題内容

午前問題は毎回同じような問題が出ます。3年分くらい勉強しておけば出題範囲はほぼ網羅可能です。

時事問題や最新技術の問題も出ますが、出題数は多くないので回答できなくても合格への影響は少ないでしょう。

知ってればすぐに解ける問題・計算や考える必要がある問題などいろいろな問題がありますが、80問の配点は全て同じです。

受験時のポイント

試験時間は2時間30分あります。見直しの時間を考えても十分過ぎますね。
1問1分平均で解いた場合80問なので80分です。

30秒くらいで解ける問題も多いですが、逆に計算問題などは1分以上かかります。
すぐ解ける問題でも時間がかかる問題でも配点は同じです。

よって時間がかかりそうな問題は飛ばしてすぐ解ける問題をどんどん解いていきましょう。
1問に時間をかけないことが大事です。1問1分を目安としてそれ以上時間がかかりそうなら飛ばして後で解きましょう。

マークは都度つけても後からまとめてつけても良いですが、問題と回答のマークがずれないように注意。
回答は用紙だけでなく問題の方にも書き込みましょう。見直しや自己採点の時につけておくと楽です。
見直しは5〜10分くらいかけてじっくりやりましょう。

・受験番号はきちんとマークされているか
・問題と回答のマークがあっているか
・マークを消した場合綺麗に消えているか

せっかく全問解いたのに回答ずれてたとか受験番号が間違っていたでは悲し過ぎます。
提出前に入念に確認しましょう。

2021年CBT方式導入後の勉強方法

2021年にCBT方式の導入が開始されました。

CBT方式の導入にあたって一番の問題となることは過去問が一切公開されなくなることです

つまり最新の過去問を活用した勉強はできなくなるということ。

本章では、CBT導入後にどのような勉強を進めていけばいいかについて紹介します。

・基本的にはこれまで通り過去問ベースでOK
・最新の過去問は予想問題集や模試で収集しよう
・解説の読み込みはこれまで以上に重要

基本的にはこれまで通り過去問ベースでOK

試験要綱や最新の問題集などで情報収集を行いましたが、基本的に大きく問題が変化することはなさそうですね。

2020年には数学系の問題のウェイトが増えるという変更点がありましたが、基礎理論や確率・集合など数学系の問題にウェイトが大きくなる程度のようですね。

なので、基本的にはこれまで通りの勉強方法でOKで、数学は少し力を入れる程度でも問題ないというのが私の意見です。

参考:試験要綱Ver.4.6

最新の過去問は予想問題集や模試で収集しよう

直近の受験ならあまり大きな影響はないと思いますが、2年3年経ってくると古い過去問だけでは合格できなくなることも考えられますね。

なので、予想問題集や模試を受けて最新の問題をチェックしておくことも大切です。いっそ受験して直接問題をチェックするのもありですね。

▼おすすめ問題集▼

過去問に加えて2回分の予想問題つき。価格もお手頃なのでおすすめです。

解説の読み込みはこれまで以上に重要

2020年以前の試験は過去問を丸暗記するだけでも合格にかなり近づけました。

しかし、2021年以降は解説を読み込むことが今まで以上に重要となります。

間違えた問題については解説をしっかり読み込み内容を理解しておきましょう

また、余裕があるなら正解した問題についても解説を読んでおくのがおすすめです。

基本情報技術者がCBT方式になった影響とは?合格しやすくなる?

終わりに

基本情報技術者の午前問題は4択で48問以上正解で出題内容もほぼ決まっているので問題集を丸暗記するつもりで勉強すれば余裕で合格ラインに達せます。

合格ラインに達してしまえば60点でも100点でも同じです。午後問題の勉強もあるので合格ラインに達したら苦手分野を切り捨てることも検討しましょう。

合格ラインギリギリだと流石に危ないので70%くらいの正解率を目指すのが良いですね。
試験時間は十分過ぎるくらいあるので、1問に時間をかけ過ぎないことにだけ注意すればOKです。

基本情報技術者試験対策まとめ>>基本情報技術者(FE)の対策まとめ