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プログラミング初心者は目的で言語を選ぶな

こんにちは、みやびのです。

プログラミング歴は12年ほど。

今回は、初心者はどんな基準でプログラミング言語を選ぶべきかについて私の考えを書いています。
飽くまで私の意見なので参考程度に。

「プログラミングの勉強は目的を達成できる言語をやるといい」
という意見をたまに見かけますが、初心者は目的で言語を決めるのはやめましょう

なぜならプログラミング言語は簡単な言語から難しい言語まであるからです。
仕事で使うのはC言語だからC言語から勉強を始めようという安易な決め方は絶対にやめましょう。

本記事の内容は以下の通り。

・「目的に合った言語を勉強しろ」という考えは間違ってはいないが
・プログラミングは簡単な言語を始めよう

本記事を読めばどのような基準でプログラミングを勉強していけばいいか理解できます。

「目的に合った言語を勉強しろ」という考えは間違ってはいないが

目的に合ったプログラミングを勉強しろ」という意見自体は間違っていません。


言語によってできること・できないこと・得手不得手があるので、そういったことを考慮して言語を選ぶことは大事です。

しかし、上記は中級者以上の場合の話でプログラミング初心者の場合は別の話。
前述の通りプログラミングは簡単な言語から難しい言語まであるので目的で言語を決めるのはおすすめしません。

まずはPythonなど簡単な言語で勉強を始めましょう。

「他の言語を勉強するのって遠回りじゃないの?最初から目的の言語で勉強する方が早そう」
と感じるかもしれませんが逆です。

プログラミングはどの言語も基本的な考え方は同じなので、一つの言語を理解すれば他の言語も理解しやすくなります。

なので「まずは簡単な言語から始めてプログラミングの基礎の基礎を理解し、その後改めて目的の言語を勉強する」という流れでも思ったほど遠回りにはなりません。

逆に最初から目的の言語から始めた場合、言語によって基礎の基礎を理解するのに非常に時間を要する可能性があります。

勉強の時間が長くなれば長くなるほど挫折する可能性もアップです

私もかつて「他の言語を勉強することは遠回り」と考えていて仕事で使うC言語で勉強を始めました。

しかし、ポインタやエンディアンの概念の理解に苦戦し、挫折。基礎理解が全然進まずかなり苦戦した記憶があります。

その後「VBAで基礎理解→C言語学習」という流れで勉強し、何とかC言語も理解できるレベルに到達しました。
以上のように近道に感じても勉強が捗らなかったり、途中で挫折したりする可能性があるので、必ずしも「目的の言語=近道」というわけではありません。

なので必ず目的の言語を勉強する前に難易度をチェックしましょう

目的の言語が簡単な言語ならその言語から始めるのもありですが、難しい場合は他の言語から選ぶのがおすすめです。

プログラミングは簡単な言語を始めよう

プログラミングは簡単な言語から始めましょう。
おすすめの言語は当サイトでメインで扱っている言語「Python」です。

Pythonがおすすめな理由
Pythonは記述方法が簡単なので他の言語より比較的理解しやすいです。
また、アプリ・Web・ゲーム・画像操作などできることが非常に多いのもポイント。

そしてインデント(字下げ)を揃えないとエラーになるので、初心者のうちからインデントを揃える癖をつけることができます。

Python以外の言語はインデントを揃えなくても動くものが多いです。
が、インデントがぐちゃぐちゃだと非常に読みにくいコードになります。

インデントをつける癖は初心者のうちにつけておかないとなかなか治らないんですよね。
私も割と長い間インデントぐちゃぐちゃで書いていたのでPythonで矯正中(笑)。

上記のようにとっつきやすく、インデントの矯正にも使えるので初心者には特におすすめの言語です。

関連記事>>初心者は難易度の低いPythonでプログラミングを始めよう
関連記事>>Pythonプログラミングの始め方まとめ

Python以外のおすすめ言語
Python以外の言語だと「JavaScript」・「VBA」・「Ruby」が特におすすめ。少し難易度は上がりますが、「Java」は汎用性が高いので最初の言語として勉強するのはありですね。

その他「プログラミング言語 簡単」や「プログラミング言語 難易度」で検索すると言語の難易度がわかるのでいろいろ調べてみてください。

関連記事>>Mac・Windowsでできるプログラミングの始め方まとめ

レベルが上がったら目的の言語の勉強に移ろう
Pythonや他の言語で基礎の基礎くらいが理解できたら目的の言語の勉強に移行しましょう。
最初から目的の言語を勉強するよりもいくらか理解しやすくなるはずです。

勉強しているといろいろやりたいことが出てくると思いますが、最初からあまり多くの言語を学ぶのは知識が中途半端となるのでおすすめしません。まずは一つの言語をしっかりと学びましょう。

将来的に勉強しておくとよい言語
長くプログラミング分野で活躍したいと考えている方はC言語とJavaを勉強しておくとよいです。
C言語は多くの言語がベースとしている言語であり、プログラミングの根幹が学べる言語でもあります。

Javaは古い言語ですが未だに多くの現場で使われており、汎用性も高いので学んでおくのがおすすめです。

とはいえまずは一つの言語をしっかり学んだ方がいいので、余裕ができたらでOKです。

終わりに

「プログラミング言語は目的で選べ」という意見自体が間違っているわけではありませんが、初心者の場合は話が別。まずはPythonなど簡単な言語で始めましょう。

遠回りに見えるかもしれませんが、基礎の理解が進みやすく挫折する可能性も減るので結果的に近道になります。

プログラミングは勉強に時間がかかる分野です。

私は基礎の基礎を理解するまで1年以上かかりました。私の場合少し時間がかかり過ぎですが、2、3か月勉強したくらいで基礎を理解できるほど簡単な分野ではありません。

ごくたまに3ヶ月とか短期間で成果を出す人もいますが、特別な人達なので気にする必要はありません。
そういった人と比較しても落ち込むだけなので、自分のペースでじっくりと学びましょう。

関連記事>>Python勉強の挫折を乗り越える7つの方法

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